『時局』インタビュー

 ネットのうなずき。内田樹の「『時局』インタビュー」から。

《 本当のディスカッションというのは、「自分が知っていること」を言い立てることではなく、「自分がはじめて聞いた話」に反応することなんです。 》

《 「客観的な視点」というようなものは、どこにもありません。でも、相手の身体に同化できると、自分が見える以上のことがわかるということがある。相手の五感が感知している情報が身体を経由して、こちらも部分的に共有される。自分では見えないが、相手が見えているものが見える。自分には聞えないが、相手には聞えている音が聞える。そういうことが起こります。二つの存在が同化すれば、私が単独で存在するよりも、外界についての情報入力が増える。見える範囲も可聴領域も広くなる。その分だけ、判断が正確になる。それを強いて言えば「客観的視点」を持つということになるかも知れません。

 でも、その前提にあるものは「他者への共感」なんです。 》

 これは美術作品への私の鑑賞法とほぼ重なる。

《 なにより、一億三千万人という巨大な国内市場がある。グローバルな経済競争の「バス」の後を追うよりは、この国内市場だけ成り立つような「小商い」のビジネスモデルを創造すべきだと僕は思います。 》

 ネットの拾いもの。姫野カオルコが昨日のブログに書いていた。

《 むかし、私は矢沢栄吉ファンクブに入っていた。 》

 栄吉、ねえ。矢沢永吉の古い歌「ひき潮」のCDを、姫野カオルコと同い年の人から探求依頼されている。

《 今まわしを締めたお相撲さんたちが8人のチームで花道をシンクロ選手のような表情と動きで登場してくるところを想像して夜中にひとり悶絶。 》