2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「NOIZ・2007」二十八日目

八月晦日、まさに夏の終わりを感じさせる朝の雨だった。止んできたので自転車で一目散に来る。途中のコンビニでのコピーは後回し。涼しいので汗が出ない。晩夏というより初秋の気配。そんな気分でパソコンを立ち上げてメールを確認すると、知人女性からのも…

「NOIZ・2007」二十七日目

お掃除が終わりきらない午前十時ちょっと過ぎにもう二組の来館者。 午後三時前、NHKテレビ静岡放送局の取材。夕方のローカル放送で流すという。30秒足らずの放送に一時間近く撮影する。はてさて何が放送されるか。書き忘れ。昨日のお昼は三島のボイスキ…

「NOIZ・2007」二十六日目

きょうは久しぶりの曇り空。でも、自転車で来ると汗びっしょり。お昼から午後二時過ぎまで、横浜市からのグラウンドワーク三島の事業地視察の案内。暑いので水辺を案内。午後二時半、美術館へ戻る。一息入れにブックオフ長泉店へ。荒俣宏「帯をとくフクスケ…

「NOIZ・2007」二十五日目

昨夜は久しぶりにブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。ペダルが重い。夏バテか。松村博「日本百名橋」鹿島出版会1998年初版、藤原伊織「ダナエ」文藝春秋2007年初版帯付、「世界文学全集6 唐詩選」筑摩書房1970 年初版、天藤真「皆殺しパーティ」創元推理…

26日「NOIZ」二十四日目

昨日買った利根川真紀・編訳「女たちの時間」は、副題が「レズビアン短編小説集」。「深くて複雑な女どうしの物語の数々」。この惹句から松浦理英子の小説集「ナチュラル・ウーマン」を連想した。これは衝撃的だった。福田和也は「作家の値うち」で書いてい…

休館日

いつもより遅く起き出し、昨日の毎日新聞を読む。芸術新潮編集部編「ディック・ブルーナのデザイン」新潮社についての若島正評から。 「すべてを切りつめて、シンプルな形と色にすればするほど、そこに広がる世界は奥が深い。ブルーナのデザインはそういう真…

「NOIZ・2007」二十三日目

昨夜はグラウンドワーク三島のスタッフ会議に出席。閉会後はそのまままインターンシップで研修中の学生院生三人の歓迎会に。午前零時過ぎお開き。三人を自宅へ招く。水木しげるの貸本漫画に三人ともハマル。今夜はちょっとだけ、いつでも読めるから、と帰宅…

「NOIZ・2007」二十ニ日目

昨日の毎日新聞夕刊コラム、金子秀俊「早い話が」のお題は「『心ならずも』外し」。安倍首相の全国戦没者追悼式で述べた「かけがえのない命を落とした方々」は元の原稿では「心ならずも命を落とした」となっていた。 「この言い替えのカギは、『戦死者』とい…

「NOIZ・2007」二十一日目

朝から降ったりやんだり。雨の合間をみて自転車で来る。昨日までとは一転、涼しい。昼にはまた夏の日。 同世代にはシューカツ(=就職活動)という言葉を知らない人が多い。静岡新聞の連載小説は石田衣良「シューカツ!」。今朝は207回目。就職試験の現場だ…

「NOIZ・2007」二十日目

昨日は朝日新聞に、今朝は毎日新聞に服部まゆみさんの訃報が載る。昨日の朝刊にはファッションモデル山口小夜子の訃報が各紙に。昨日の毎日新聞、山口小夜子の訃報が載った他の紙面は「毎日ファッション大賞 発表特集」。華やかな話題と訃報。その間にひっそ…

 「NOIZ・2007」十九日目」夕日は?

昨日は三島35,5度。猛暑日だった。ブックオフへも行かずじまい。 夕日を見ると切なくなる。誰もがそうだと思っていたけど、そうではなかった。知人女性は、夕日を見るのが楽しいという。海に沈む夕日と夕映えを見るのが楽しくて好きだと言う。私は「へえ…

休館日だけれど

休館日だけれど、九時半に市川直二郎と美術館へ。ちょこちょことお仕事。出品者が日々増えてゆく。昨日の段階で110人を超えた。余すところあと二週間。普通の展覧会が一週間だと考えると、二週間は充分な期間か。

「NOIZ・2007」十八日目

昨日帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。加納朋子「レインレイン・ボウ」集英社2003年初版帯付、イタロ・カルヴィーノ「不在の騎士」河出文庫2005年初版、計210円。 昨日は来館者と参加作家たちとの采配に忙殺され、帰宅しても頭がぼーっとしていた。服部ま…

8月17日(金) 「NOIZ・2007」十六日目

昨日も三島は34.3度。一昨日も猛暑日寸前だった。宵に雨が降ったけど、湿気と熱気はなかなか引かなかった。毎朝風呂を浴びて出かけるなんてこの五十年間で初めて。返事を書かねばならない手紙が何通もたまっているけど、そんな余裕がない。でもきょうは…

「NOIZ・2007」十七日目「頌春 2007」

昨日は35.3度の猛暑日だった。暑いはずだ。きょうは暑さ和らぐ曇天。午前中は暇だったけど、午後は三々五々来館者。大部分の人が口にするのが「面白いですね!」 子どももけっこう来るけど、みんなスタンプラリーに夢中になる。これは発見。 ミステリ作…

「NOIZ・2007」十五日目

さすがにだれてくるだろうと思ったけど、きょうは「愛のエレベーター」写真会のイヴェント日。朝からブルーシートを30センチ幅に切り、入り口から二階まで青いヴァージンロードを制作。それに造花を飾りつけ。きょうも暑い!で、午前中からせっせと打ち水。…

「NOIZ・2007」十四日目

昨夜帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。星新一「気まぐれ遊歩道」新潮社1990年初版帯付、嵐山光三郎「頬っぺた落とし う、うまい」ちくま文庫2001年初版、計210円。なにか買わないと気分が落ち着かない。 星新一「気まぐれ遊歩道」収録「1001編」から、…

8月13日(月) 休館日

きょうはしっかりお休み日。午前十時には暑くて起き出す。近所で雑用を済ませて帰宅するともう汗びっしょり。参ったなあ。暑いはずだよ、三島は35.3度。記録破りの猛暑日だった。近くの源兵衛川で足を流水に出したり入れたり。子どもたちはワイワイと川…

「NOIZ・2007」十三日目

静岡新聞12日、酒井忠康「美術本の一隅」は彫刻家辻晋堂「泥古庵座雑記」。 木彫家平櫛田中の有名言葉「いまやらねばいつできる、わしがやらねばたれがやる」 は、辻晋堂から頂戴したものだとか。この言葉が身に沁みる。今のこの「NOIZ・2007」は、…

「NOIZ・2007」十一日目

きのうは33.7度もあった。きょうもまたクソ暑い。午前十時を過ぎると来館者。この暑いのによく来るわあ。(なんて言っていいのか?)午後は二時から八時頃まで一時間ごとにライヴ。どこからこんな面白い(ヒッピー的な)人たちが湧いてくるのか、不思議…

「NOIZ・2007」十日目

昨日の毎日新聞夕刊、岡崎武志のコラム「あった、あった。」は伴淳三郎「伴淳好色放浪記」1972年。 「日本の悪いところは、シリアスな演技をして初めて一人前と認めることで、喜劇やコミカルな演技を軽視する。」 暑い。この暑い最中午後一時から午後三時ま…

「NOIZ・2007」八日目・立秋

朝は慌しくて、新聞の朝刊は夜帰宅してから読むようになってしまった。昨日の静岡新聞朝刊、「論壇」はニューヨーク大名誉教授佐藤隆三「自民党大敗と株価の動き」。 「日本の法人税が国際水準から見て高すぎる、との議論がある。それ一つを取ると日本企業が…

「NOIZ・2007」七日目

中野翠「ムテッポー文学館」文春文庫306頁から。 「世の中には、政治教養ネタが高級で、風俗娯楽お笑いネタは低級という『常識』がまだまだハバをきかせているようなのだった。私は、そういう『常識』は一日も早く絶滅しおてほしいと願っている。」 と、彼女…

休館日だけど

昨日の毎日新聞読書蘭、藤井省三「村上春樹の中の中国」朝日選書の張競評から。 「音楽や絵画などその他の表象芸術と同じように、文学のテキストはつねに二重の判断基準ではかられている。ひとつは芸術領域のなかの物差しで、ひとつは鑑賞者あるいは読者の『…

「NOIZ・2007」五日目

名張人外境の中相作氏の名張市にたいする住民監査請求が受理された。請求の煩雑さを思うと感服してしまう。 来館者はお昼前は僅かだったけれども、午後になるとともに三々五々来館。作品をただ見ているだけでは鑑賞のツボがわからないので、気になる人にはさ…

「NOIZ・2007」四日目

出掛けに林由紀子さん宅に寄り、誕生日のプレゼントを手渡す。ブックオフで手に入れた帯付新品同様の105円。事前にこの本を読みたいと聞いていたので喜ばれる。昨日来館した「NOIZ・2007」 に油彩画を出品している画家が、このような絵を描きたいわ…

8月 2日(木) 「NOIZ・2007」二日目

昨夜のオープニングパーティでは自分用の飲み物等を持参、館内はアルコール無しという規約だったので、賑やかだけれども穏やかな集いだった。三々五々帰ってゆく人を見送って、玄関横の駐車場を見やると……車座になって宴たけなわ。知人女性が沖縄の宴会よ、…

「NOIZ・2007」三日目

昨夜は十時半帰宅。近所のスーパーへ数日ぶりの買出し。牛乳をがぶ飲み。う、うまい! 遅い夕食の後、美術館で流す音楽CDを選ぶ。これが意外と難しい。とりあえず選のだのは、カリブ海ハイチのミニ・オールスターズ、マルチニク島のラ・コンパニー・クレオ…

「NOIZ・2007」初日

ついに初日が来た。午前九時二十分開館。午前十時過ぎに続々来館。参加者たちが主と予想していたけど、意外や初来館見学者は何人も。だれもが「わあ、面白〜い!」と歓声をあげる。これで今回の企画展は成功したようなもの。夕方からは参加者たちが続々来館…