2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

白蠟の鬼

昼前にブックオフ長泉店へ自転車で行く。田中啓文ほか『ハナシをノベル!! 花見の巻』講談社2007年初版帯付CD付録付、中野美代子『カニバリズム論』福武文庫1992年5刷、計210円。ホームセンターの買いものは暑くて人出もあるので延期して帰宅。ふう。風が…

奇跡の川/ゴキブリの海/糸ノコとジグザグ

昨晩は八時からのBSプレミアム『ニッポンの里山』で、”街中にも里山があります”と、源兵衛川が最後に放送された。みんなで川掃除をしている場面、私は後姿。ドブ川を清流に戻した「奇跡の川」というナレーションにビックリ。これは使いたい。 昨日は蠅。蠅…

蠅男

宮城県登米市からの七人を源兵衛川へ案内。上流部で多くの幼児たちが川に入って遊んでいるのを見て驚いていた。グラウンドワ−ク三島の街中1号店二階でお昼をしながら語らう。見送った後、自宅で休息。これでよかったのか、といつもながらの懸念。 事前の調…

東スラブ人の歌

昼、友だちに電話すると、電話口からインコの声、”館長くるかな”。なんというか微笑んでしまう。 ネットで言及されていたので、ロシアの作家リュドミラ・ペトルシェフスカヤ『東スラブ人の歌』(1990年、『東欧怪談集』河出文庫1995年所収)を読んだ。なんと…

のらない/ノル

やんごとなき用で朝出かけ、昼に帰宅。気分転換でロケット打ち上げを待つが、中止……。一風呂浴びてブックオフ長泉店へ自転車で。空振り……。友だちに電話、電話に出たがるインコは……ぐっすりお昼寝中。起こすとおこるからなあ……。インコアイスではなく落花生…

高天原の犯罪

ネットで『高天原の犯罪』が話題になっていたので、内容をすっかり忘れていた天城一の推理小説『高天原の犯罪』(『天城一の密室犯罪学教程』日本評論社収録)を再読。 編者解題で日下三蔵は書いている。《 しかし、チェスタトンと泡坂妻夫の間に山田風太郎…

恵みの雨

昨夜の学生たちの交流会では、男子学生たちから女性との付き合い方の教授を頼まれる。数限りない失敗から学んだ簡単で無理のない方法を、先だってネットで読んだ、俳優の石田純一と歌手の福山雅治との違い(石田純一のほうがモテる)を例に話した。大いに受…

本が少し減った

昨晩は21日の大学生と韓国済州(チェジュ)島から来訪した学生たちとの交流会に参加。二人の女子学生と小説の話で盛り上がり、伊坂幸太郎、井上ひさし、星新一、道尾秀介そして米澤穂信の文庫本を二人に贈る。井上ひさしと星新一は、一人の探求本。伊坂、…

イチロー

一昨日の女学生たちは吉本ばななの父、吉本隆明を知らなかった。宇多田ヒカルの母、藤圭子も当然知らないだろう。以前、学生たちが藤圭子の歌を耳にして、その迫力に仰天していた。十代末の藤圭子、山崎ハコの漆黒の深淵を覗くような歌に、今の学生たちはど…

藤圭子

昨日は大学生を相手に昼から夜まで語ってクタクタ。昼は講演、夜は漫談。かわいい女子学生から「また会えますか?《と聞かれ、はい!と答えたことはしっかり覚えている。 昼のニュースで藤圭子の訃報。投身自殺。先年の中村とうように続いての身投げ……源兵衛…

ゲリラ豪雨

午後は大学生十六名を、グラウンドワーク三島の実践地へ案内。夜は交流会。会場へ入ると直ぐに初のゲリラ豪雨。停電。いい経験。午後十時半、帰宅すろ時には丸い月がこうこうと。帰宅するとパソコンがつながらない。サーバーがいかれてしまったようだ。あれ…

嘘/ほんとう

昨日の芦辺拓『裁判員法廷』の流れで、佐野洋『検察審査会の午後』新潮文庫を読もうと開いたら付箋が貼ってある。読んだこともすっかり忘れている。付箋の箇所を読むと、かすかに記憶が。いや、それは模造記憶かもしれない。 酷暑つづきなので、一番近いブッ…

裁判員法廷

芦辺拓『裁判員法廷』文春文庫2010年初版を読んだ。「審理」「評議」「自白」の中篇三篇を収録。三篇とも本格ミステリ。あっと驚く逆転の真相。お見事。満足。小森健太郎の解説の結びに深くうなずく。《 語りと仕掛けに長けた芦辺拓の名人芸が満喫できる、法…

祭りは終った

昨夕はネットゲリラこと山田氏の店内ライヴにちょっと顔を出す。三島を題材にしたご当地ソングが興味深い。ワカル人だけにワカル歌詞。 昨晩も用は無いのにふらふらと人込みに紛れ、三嶋大社の鳥居の前でも催されるシャギリの競り合いをポカ〜ンと見上げてい…

おどるポンポコリン

土曜日のせいか、朝はセミの声だけが賑やか。お昼近くなってお囃子の音が聞こえてくる。相変わらずの晴天で暑い。富士山が顔を出す。きょうはみしまサンバなる踊りで、若い女子(とオバサマ連)が元気いい晴れ姿を披露。女子は元気だねえ。その前の農兵節踊…

黄昏たゆたい美術館

朝からチャンチキにぎやか。ときおり昭和の歌がマイクからがなり声で放出されるのには閉口。負けじと寺久保エレナを You Tube から選んでかける。《 私は今までに音楽に何回も救われました。落ち込んでいる時も音楽を聴いて立ち直り勇気をもらいました。 》 …

コメット・イケヤ

終戦記念日。暑い。きょうから三日間、三島の夏祭り。我が家の前は朝から露天商が軒を連ねる例年通りの光景。山車の三島囃子は朝からチャンチキチャンチキ、油蝉も黙るにぎやかさ。いくつもの山車が列をなして通ってゆく。血が騒ぐ。今年は輪をかけて暑いぜ…

見てるこちらの後ろ

毎日新聞昨夕刊、「読書日記」は東京大教授刈部直。NHKの映像作家だった佐々木昭一郎の『創るということ 新装増補版』宝島社2006年について書いている。《 今回、佐々木の映像作品を久しぶりに観て、映っている人物の目が、みな視線が恐ろしいほどにまっ…

ヨギ ガンジーの妖術 朝は昨朝に較べて過ごしやすかった。昼間はやっぱり暑い。夕方一雨。 泡坂妻夫『ヨギ ガンジーの妖術』新潮文庫1984年初版を再読。七篇を収録。それぞれの副題が「心霊術」「遠隔殺人術」」「予言術」など、いかにも怪しい術を使う怪し…

しあわせの書

猛暑という言葉が日常になった今朝、思い立って掃除機をかける。汗ビッショリ。冷たいシャワーを全身に浴びる。快感〜。去年は美術館で冷え〜としてたんだ。時代は変わる。 泡坂妻夫『しあわせの書』新潮文庫1987年初版を再読。時は夏。読むなら今でしょ。新…

われわれはなぜ死ぬのか

朝は源兵衛川の月例清掃。いつもは長靴だけれど、きょうはサンダル。冷た〜い。ああ、気持ちいい〜。上がれば暑い〜。36.5度。死にそうな暑さだ。 柳澤桂子『われわれはなぜ死ぬのか』ちくま文庫2010年初版を読んだ。副題は「死の生命科学」。生命科学か…

古書法楽/古書崩落

未明も暑かったが、朝から暑い。こりゃ引きこもりにかぎる。冷房設定温度二十九度で十分涼しい。てことは。35.5度。はあ〜。 いつかコミケへ行こうと思って幾星霜。夏コミは萌え〜、燃え〜。《 死ぬまでに一度でいいから コミケ行ってみてもいいか って言…

バベットの晩餐会

長崎・原爆忌。暑い。部屋は午前十時過ぎには三十二度。エアコンを起動。二十八度。涼しい〜。二十九度でも涼しく感じられる。外はどんだけ暑いか。34.2度。 イサク・ディネーゼン(カーレン・ブリクセン)『バベットの晩餐会』ちくま文庫1992年初版を読…

アフリカ農場・つづき

カーレン・ブリクセン(1885-1962)『アフリカ農場』工作舎1983年初版を読了。ケニヤの首都ナイロビ近郊の高地でコーヒー農園を十七年間(1913-1931)営んでいた作者の当時の回想記。日本・西洋とはかけ離れた未知のアフリカ人像。驚きの連続。《 西欧とアフ…

アフリカ農場

立秋。暑い。家こもり。《 ディネセン=ブリクセンの名前はいろいろなところに出てくる。川端康成がノーベル賞を獲った1968年、エドワード・サイデンステッカーは「川端が他国で知られないのは、日本でカレン・ブリクセンが知られないのに等しい」と書いた。…

検証・昭和史の焦点・つづき

広島、原爆忌。 保阪正康『検証・昭和史の焦点』文藝春秋2006年初版、読了。「第13話 戦艦大和の沈没と戦争の原価計算」《 第一次大戦以降、世界の国々にとって戦争は、より多くの権益を得るための手段だった。しかし日本は戦争の収支見通しを立てることな…

検証・昭和史の焦点

保阪正康『検証・昭和史の焦点』文藝春秋2006年初版、前半を読んだ。読みやすい文章ですいすい読めるが内容豊富、一話読んでは本を閉じ、しばし考え込む。戦前の出来事が昨今と二重写しになる。全二十一話の前半十話を読んだ。「第3話 帝人事件は『検察ファ…

ぶたぶたカフェ

昨日買った矢崎存美『ぶたぶたカフェ』光文社文庫2012年初版を読んだ。本来なら発表順に読むのだけれど、手元にあって、つい手が伸びた。菓子じゃあないんだから。まあ、どれを読んでもよし、黄金のマンネリ、山崎ぶたぶたさん。一読くすっと笑い、ほろっと…

望郷

暑くならないうちにブックオフ沼津南店へ自転車で行く。柄刀一『黄昏たゆたい美術館』実業之日本社2008年初版、矢崎存美『ぶたぶたカフェ』光文社文庫2012年初版、柳澤桂子『われわれはなぜ死ぬのか 死の生命科学』ちくま文庫2010年初版、計315円。ギャラリ…

髑髏となってもかまわない

夜半来雨。暑さ和らぎ、心地良い風が吹き抜ける。なぜか眠い。よく寝ている(九時間余)のに。なんだかなあ。一念発起、掃除機をかけ終わった昼前、俄か照り。午後、ブックオフ長泉店へ。井上ひさし・編『ことば四十八手』新潮社1980年初版、長谷川洋三『「…