2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『言葉を育てる』

朝から休日モード。大人(初老?)の休日。モーリス・エル・メディオニとロベルト・ロドリゲスの共演盤『 DESCARGA ORIENTAL 』piranha2006年をかけて一時間をぼんやり過ごす。ぼんやりするはずだ。お昼のNHKニュースで静岡三島 34.8度だったかな表示。居…

「人を案内し、人に語る」

午前、晩に話す内容を資料をもとに組み立てる。影媛(かげひめ)、衣通姫(そとほり)。日本書紀にみえる 絶世の美女でいいか。 午後、三島駅南口で劇作家岸井大輔氏に再会、源兵衛川上流部〜清住緑地〜三島梅花藻の里〜四の宮川を 案内。喜ばれる。 http://…

『 Osa Eipa 』

正午までの二時間、源兵衛川中流部、三ツ石神社周辺の両岸に繁茂した雑草を、知徳高校の生徒さんたち25人と グラウンドワーク三島のメンバーで刈り取る。真夏の空の下、気持ち良い汗を流す。ヒメツルソバも駆除。帰宅、 水を浴びる。 午後、友だちの車に同…

「縦、横、↓」

地中海を隔てて北のヨーロッパ人は南のアフリカ大陸を植民地にした。植民地が独立を果たしたニ十世紀後半、 音楽ではアフリカとヨーロッパの合体、合同バンドがいくつも出現した。私にとって印象的な演奏は、ベルギーの シンク・オブ・ワン THINK OF ONE が…

『 Maurice El Medioni meets Robert Rodriguez / DESCARGA ORIENTAL 』

毎日新聞昨夕刊、永田晶子「現代デザイン考 山名文夫の女性イラスト」。 《 山名は晩年のエッセーで竹久夢二や「サロメ」の挿絵で知られる英国のビアズリーに影響を受けたとし、 「いまは、国籍のないような女の顔を描いています」と記した。 》 香山滋『オ…

「 Klezmer music 」

モーリス・エル・メディオニ Maurice El Medioni 関連でユダヤ系の音楽CDを何枚か掘り出したなかに ザ・クレズマティックス the Klezmatics のCD二枚もあった。デビューCD『 SHVAYGN=TOYT 』Piranha 1988年と二枚目の『 Rhythm+Jews 』Piranha1990年…

『アラーッ・ディーン(アラジン)と魔法のランプ』

このところ YOU TUBE でいろいろ聴きまくっている Maurice El Medioni 。21日に「未知の人」と書いたが、 頭の隅に何か引っかかっていた。昨夜遅く気になってCD棚をえっさほっさ点検。あれえ、ありましたあ、 Maurice El MedioniのCD『 cafe oran 』PIRA…

「影響、往来」

一昨日昨日のヒメツルソバ駆除作業は、芽を摘むことが多かった。繁茂状態はほとんど見かけない。他の河川、 蓮沼川、四ノ宮川、御殿川、桜川そして名もない用水路の側壁には分厚い絨毯のように繁茂している箇所がある。 私は源兵衛川だけで手一杯。数年かけ…

「人と人がつながる」

昼前、下源兵衛橋上流部の石垣の手の届かない高所に生えているヒメツルソバを、近くの露木さんから 脚立を借りてきてそれに乗って抜く。まだ雨水が染みこんでいるから長い根まで抜ける。土のう袋半分ほど。 日陰では風が心地よいが、日向は……真夏。帰宅、水…

「フルホンGO」

雨上がりの曇天なので昼前、源兵衛川最上流部〜ひろせ橋〜蓮馨寺横までヒメツルソバを抜く。 土のう袋軽く一袋。水を浴び、冷たいコーヒー。うーん、うまい。 曇天で涼しいのでブックオフ函南店へ自転車を走らせる。内田魯庵『獏の舌』ウェッジ文庫2009年初…

『アラビアン・ナイト別巻』

昨日は夕方から雨。夕立だね、とのんきにしていたら、豪雨に。1キロ西の清水町では晴れ。ゲリラ豪雨だった。 三島を含む静岡県頭東部は梅雨明けはまだなんじゃなかろうか。きょうも曇天。 昨日の光瀬龍『百億の昼と千億の夜』、アマゾンの読者評には通ぶっ…

『百億の昼と千億の夜』

木田元・編『一日一文』岩波書店の7月14日は、サミュエル・ジョンソン(1709-1784)。その後半。 《 人間は気持ちが赴くままに読書すべきものだ。課題として読む本は余りその当人のためにならない。 》 気持ちが赴くままに目に止まった光瀬龍『百億の昼と千…

『我が屍に化粧する』

一日で完売した倉田啓明『我が屍に化粧する』書肆盛林堂初版300部3000円が届く。収録の目当ての「絶交縁起 (鏑木清方君へ)」昭和四年を読む。 《 私と鏑木清方君とは、遠い親戚の間柄にあたる。 》 冒頭 《 さすれば私には清方君から絶交される理由は、ほ…

「ア・ソ・ビの一人時間」

梅雨明け。沼津市の海辺にある芹沢光治良記念館へ友だちの車に同乗して行く。知人の昆虫の写真・絵画を見る。 友だちは面白がる。私は企画展の「光治良と少女小説展」にひときわ興味が向く。しょうがないよなあ。 http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurash…

「ガールズ」

昨日午後、楽寿園で催されている手創り市のサニーボーイブックスで購入した山下賢二『ガケ書房の頃』夏葉社 2016年初版についてきた小冊子『SUNNY 03』の最初の執筆者が古川日出男「BOY:この言葉を定義しなさい」。 http://shizuoka-info.jugem.jp/?eid=…

『春 少女に』

大岡信詩集『春 少女に』書肆山田1978年初版を読んだ。今まで読んだ大岡信の詩集でこれが最も親しみやすい。 繰り返し読みたくなる。最初の詩、「丘のうなじ」冒頭第一連二行。 《 丘のうなじがまるで光つたやうではないか 灌木の葉がいつせいにひるがへつた…

「闇の新たな相貌」

椹木野衣・編『日本美術全集 第19巻』小学館2015年に掲載された味戸ケイコさんの絵。下記リンクページの 画面中段にある、振り向いた少女の絵について椹木野衣の発言。 《 全集に載せた作品は、彼女の原点とも呼べる『終末から』という、筑摩書房から出て…

『闇の美術史  カラヴァッジョの水脈』

昨夜集まりから帰宅すれば、天皇生前退位の意向というニュース。 バカ暑い午後、三島駅近くの浅間神社境内でボイスキュー(FMみしまかんなみ)の生放送に出演。 給水塔などを十分ほど話す。ディレクターの知人女性が地面の一センチほどの穴を蛇の穴?と訊…

「お盆」

昼過ぎ、うつらうつらしているところへ坊さん来訪。お経をあげてもらう。ま、これでお盆の行事は、 十六日の灯籠流しへ。再び夢の中へ。それにしても蒸す。 宮下規久朗『闇の美術史 カラヴァッジョの水脈』岩波書店2016年初版を読み始める。カラヴァッジョの…

「並ぶ車屋」

一昨日の夕方、予約注文した『倉田啓明綺想探偵作品集』書肆盛林堂、今朝には予約停止中に。早。高いな、 としばし迷ったが、予約してよかった。 http://seirindousyobou.cart.fc2.com/ca1/231/p-r-s/ 朝から暑い。朝七時に知人が来訪。こちらはまだ蒲団の上…

『知の情報工学』ふたたび

昨日の毎日新聞「今週の本棚」、高良勉・編『山之口貘詩集』岩波文庫への池内紀の評の結び。 《 いっさい無視されたのはどうしてだろう。なぜ一篇ごとに改ページとしなかったのだろう。 詩集は商品目録ではないのである。用語、措辞、構成、リズム、詩人が心…

「ディアスポラ/常温下の生鮮食品」

昨日のカムチャッカ・カンパニーによる街頭演劇『三島の異邦人』。男七人女一人による路上パフォーマンスに、 ディアスポラという言葉が浮かんだ。 https://www.youtube.com/watch?v=ZnqyD3UpNYk 《ギリシア語で「散らされている者」を意味し,ユダヤ人でパ…

『三島の異邦人』

朝、大雨洪水警報。昼に行きたかった図書館での行事は断念。この雨じゃあなあ。雨天決行とあるので、決行結構と、 午後四時楽寿園三島駅前口広場で開始のスペインのカムチャッカ・カンパニーによる街頭演劇『三島の異邦人』、 開演前に雨が止んだ。一時間の…

『悲歌と祝祷』再び

『自選 大岡信詩集』岩波文庫2016年初版についてのブログ。 《 岩波文庫の解説を三浦雅士が書いている。26ページに及ぶ解説は力作で、大岡をみごとに分析している。 文庫の解説という性格からマイナス面には言及していないが。三浦は大岡の批評家としての側…

「フィルム写真」

暑い。最高気温34度。冷房をした部屋で使い捨てカメラ「写ルンです」で撮った27枚の現像写真を見る。 5月29日のディズニー・シー・パレードは八枚撮っていた。午前六時半の写真からパレード前、パレード中、 その後。 http://d.hatena.ne.jp/k-bijutu…

『あらくれ』

徳田秋声『あらくれ』1915(大正4)年を『昭和文学全集11 徳田秋声集』角川書店1953(昭和28)年初版で読んだ 庶民階級に生まれ、実母から疎まれて育った女の前半生が描かれている。体を動かすことを何ら厭わぬ、気性の激しい 「お島」は、男勝りというか…

「近代日本の100冊を選ぶ」

昨日、井伏鱒二『珍品堂主人』を読んだのは、『現代』講談社1991年1月号2月号に前後篇で掲載された討論会 「近代日本の100冊を選ぶ」(伊東光晴、大岡信、丸谷才一、森毅、山崎正和)に選出されていたから。1878(明治11) 年の久米邦武・編『特命全権大使…

『珍品堂主人』

朝九時半、汗が出るのでパソコン脇の温度計を見ると32度。嘘だろう、天気予報を見ると予想は34度。冷房を 28度にして稼働。いやあ涼しい。元気になって電気掃除機を持ち出してお掃除〜。ついでにおトイレもお掃除〜。 汗ぐっしょり。当たり前だあ。 ネ…

『社交する人間』

昨夜「レコードプレーヤー最前線」なるネット記事を読んでしまい、ジャズのLPレコードをかける。 http://www.asahi.com/and_bazaar/articles/SDI2016062095761.html?iref=andb_pc_rnavi_rank5 レコードは酔う前に止めてCDに。ワインが切れていたので、冷…

「社交と自我」

梅雨の中休みとか。頭の働きが鈍いので身体を動かせばいい(ブックオフ!)が、こう蒸し暑いとそれもなあ。 外出は近所のスーパーへ食料品の買い出しだけ。だけでも汗〜。 山崎正和『社交する人間』「第十章 社交と自我」は、またまた目から鱗。 《 ちなみに…